• 雑記

今こそマシュー・スイートの「100%Fun」を語る時ではなかろうか

画像:100%FUN

95年に出たアルバムなので、もはやオールドスクールなギター・ポップ・アルバムと言えるかも知れないですけど、これすっごいいいアルバムなんですよ。アナログ的な音のマイルドさもあってか、今聴いてもむしろ全然遜色なくてね。

僕は出世作のガール・フレンド紛れもない奴がPVに使われてる)は知らなくて、このアルバムのリード・ソングである「Sick Of Myself」が最初なんです。運が良かった。なんたってこの「100%Fun」は馴染みやすくて、コンパクトで(全曲ほぼ4分以内)、グッドメロディ満載の良質なアルバムなんですよ。誰にもオススメできる驚異の聴きやすさ。

1. Sick Of Myself

リード・ソング。ディストーションが掛けられたギターの弦を叩いてカウントを取る冒頭からシンプルなスリーコードに乗るグッドメロディ。「アッこれ買う~(ポチー」と思わせるアルバムの始まりとしては完璧な一曲目。終わると思わせて終わらないアウトロは一体。ちなみにエアウォークのスケシュー履いてるのが確認できますね。当時流行ってたなぁ。

3. We’re The Same

サビメロで追いかけるコーラスがやたら印象的な曲。正統派ギター・ポップという感じでサラッと流せても、2回ぐらい聴くとサビが歌えてしまうキャッチーさ。ハッピリーなメロディの中に少しだけ交じる叙情がスパイスとしてピリッと効いてます。

9. I Almost Forgot

スローテンポな曲はあまり好みじゃないんですけど、これすっごいいい曲なんですよ!鍵盤に乗せられる思い出すように楽しげだったり悲しげだったりするドラマチックなメロディ。”I Almost Forgot(忘れかけてたよ)”とリフレインされるサビメロはエモさ爆発です。

12. Smog Moon

アルバムの終曲を飾る広がりを感じさせます。イントロから「スローバラードかな…」と思わせておいてのサビの盛り上がり。ここで終わるかな、と思わせておいてもうひとつフックを効かせたメロディを載せてくるんですよ。これが本当に良い。ラスサビの力強さとアウトロの収束していく感じもとても素敵です。

このアルバム、日本版は訳詞がついてくるんですけど恋から失恋までが曲順になってるっぽいんですよ。そんな女々しさがジャパニーズ・アニメが好きな
(マシュー・スウィートは左腕に「うる星やつら」のラムのタトゥを施している)宅録オタクっぽくてとてもいいです。紹介した「I Almost Forgot」って離婚の曲っぽいし。

そういえばこのアルバム、ブレンダン・オブライエンっていう90’sの超大物プロデューサーがやってんですけど、経歴見たらビビりますよ。ブルース・スプリングスティーンからレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、インキュバスやオーディオスレイヴまでなんでもござれかよ!みたいな。今はエピック・レコーズの副社長さんみたいですね。そんな人がガンガン飛ばしてた時期のアルバムでもあるので、そこら辺の視点で聴いても面白いかも知れません。

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