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オタクは気軽な好きを許さない

画像:オタク

「俺オタクでマンガ大好きなんすよ!ワンピースとか!」っていうのを馬鹿にするような風潮があるけど、ワンピースは巻数も多くて読破はすごい』というツイートを見て、オタクと一般人の歩み寄り方って全く違うんだなーと思いまして。

上記の発言を「ワンピースも読んでるし、漫画が大好きだ。故に自分はオタクである」という文脈通りに受け取ってしまうと、オタクとしては「漫画が大好きなら何故わざわざ大メジャーを挙げるのだ」という感じに引っかかってしまうのは想像に難くありません。

画像:典型的なオタク例
典型的なオタク語り/バーナード嬢曰く。© 施川ユウキ

オタクは良くも悪くも探求者なので、オタクを自称し、自己紹介で好きな作品を挙げた以上「何処が好きで、何のキャラがお気に入りで、どこの展開が好きなのだ」といった拘りを披露してくるであろうという期待を持ちますし、中には「すわ、同一ジャンル者か!?」と高揚感を覚える人もいるかも知れません。

文化の違いが生んでしまう齟齬

オタクとしては「さあラップバトルが始まるぞ」とマイクを片手に気持ちを揚げていくわけですが、冒頭の自称マンガ大好きくんは「ワンピースを語れるよ」ではなく、「自分もオタクだから怖くないですよ」というアピールをして「情報を開示しました。これでお互い歩み寄れますが如何しますか」という一般人特有の提案しているわけです。※ ただし対話の途中で「pixivで毎日ボア・ハンコックのタグを漁ってます」といった言葉が出た場合はバトルが開始されます

要はコミュニケーション文化の違いが生んでしまう齟齬なんですよね。オタクは「好き」を中心に語り合うラップバトルでお互いの仲を深めてくので、数年来付き合いがあるし、好きなジャンルや性癖も知ってるけど、本名も職業も、場合により性別すら知らないという状況が生まれます。そんな特殊文化に一般人の文化で立ち向かうと「薄いやつ!墜ちろ!」という結論に落ちてしまうのも無理からぬ話ではないかと思います。

そういえば一般人の初対面の人に自ジャンルの話を出され、思わず語ってしまってドン引きさせてしまった経験や失敗、覚えがないですか?考えてみれば、あれって前述の逆の立場になってるから相手から「いやなに語ってんのこの人…気持ち悪い」という印象を抱かれるんでしょうね…あれ、涙が止まらないな?

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