• 雑記

都合のいいラーメン屋に行く

画像:半チャーセットと餃子

たまに行くラーメン屋がとても良いんですよ。爺さんと婆さんが二人でやってる店なんだけど、なんやかやと口うるさい時代に取り残されたような雰囲気でね。普通に灰皿が置いてあるし、色あせた背表紙の漫画本は並んでるし、入り口の自動ドアは「手動」って張り紙がしてあるんで手で開けないといけないし。でも妙な魅力があるんですかね。なんの変哲のない、地方にあるただのラーメン屋なんですけど。

なんつーか自分にとって都合がいいんだなと思って。最近のなんとか系みたいなラーメン屋さんが嫌ってわけじゃないし、こだわってる店なんか見ると頑張ってんな~と感心したりしますけど、そこの店ってなんもないんですよ。いや、品は割と充実してるんですけど、麺の硬さ云々と聞かれることが一切なくて、頼んだらすんなりそこのお店のラーメンが出てくるっつうか。すげえシンプル。わかりやすい。あと定番の炒飯じゃなくて焼き飯ってのも良い。しかもあんまり美味しくないっていう…人んちの焼き飯って感じなのかな、あっこれ食べ慣れた味じゃない!みたいな。

思えばラーメンを口にするまでになんの意識も介在してないんですね。爺さんが鍋を振るって、婆さんが給仕して、僕が食う。僕は爺さんの飯に何かを言うこともないし、爺さんも何かを押し付けることもない。空即是色っていうんですかね、ただそこに存在すべきものとして在るっつうか。言葉にすんのは難しいんですけど。

これで自由になったのだ – サンボマスター

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